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まんま!!
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なんですか無題って!!(笑)




「無題」



鈴が交換生に選ばれた。

俺は笑って見送ってやるべきだろうか。

だが、そんなことをすれば、きっとあの時の二の舞になってしまう。

取り返しのつかないことになってしまう…。







俺は悩んでいた。
俺達が作り上げた世界でも、併設校へ鈴を行かせた。
それは間違っていた。
結果、鈴の心を傷つけてしまった。

世界をやり直しても鈴の心は癒されなかった。
あの時は、理樹がそれを癒してくれた。
俺にはできなかったことを、やってのけてくれた。

でも、あれは理樹と鈴のそれまでの記憶がなかったからだ。
俺達が作り出した世界ならなんだって出来る。
鈴の心が治るまで、なんどでも時間を遡ればいいだけだった。

でも今は違う。
今いるのは作り出された世界じゃない。
れっきとした『現実』の世界だ。

一歩間違えば、一環の終わりなんだ…。



「恭介」

理樹が心配そうな顔をして話しかけてくる。

「ん、なんだ」
「恭介、最近元気ないよ」
「妹がいなくなるのに、元気でいられるかよ」
「じゃあ、止めさせようよ」
「そんなことは、できない」
「なんで?」
「俺はそんなに、強くなんかないんだ」

そう、『あの』世界だったら、俺は鈴を止める事なんて容易いことだったろう。
けど今は『あの』世界じゃない…。

現実の世界では俺は、立ち打ちできない。

「鈴は行くって決めてるの?」
「…さぁ」

そうだ、鈴はかなりの人見知りだ。
そんな鈴が自分から行きたいなんて言うわけがない。

そんな希望を持って、俺は鈴に訊く事にした。



「あぁ、行く」

鈴はあっさりと答えた。

鈴、お前は知らない場所に自ら率先して行けるようになったのか。
そんなところまで強くなったのか。

理樹、よくここまで鈴を育ててくれたな。
俺が何年かけても無理だった事を、あんな短い間で成したんだよな。

はは、兄の俺がこんなんじゃ駄目だよな。
お前等が強くなるように願ったのは、他の誰でもない、俺なんだからな。
それなら俺は強くなった鈴を笑って見送ってやるべきなのかもしれない。
でもそんなの無理だ。
俺はそんなに強くなんかない。
お前等みたいに強くなんかないんだよ、俺は。

「鈴、行かないでくれないか」

俺は鈴にすがるように言った。

「ん? なんだきょーすけ。」
「行かないでくれ、鈴」
「珍しいな、きょーすけがそんな事言うなんて。いったいどういう風の吹き回しだ?」
「風の吹き回しでもなんでもない、行かないでくれ、鈴!」

俺は必死で止めようとする。

「そんな悲しそうな顔をするな、笑って見送ってくれ」

あの世界では、それは俺の台詞だったよな。
不安そうなお前をみて、俺はそんな事をいったんだよな。

やっぱりお前は強くなっちまったな。
どんどん俺の元から離れていく。
前までは俺がいなくちゃなにもできなかったのに。

「ん? きょーすけ、何で泣いてるんだ」

涙が出ていた。

「なぁ、頼む、頼むから、鈴、行かないでくれ…」

鈴、せめて俺が卒業するまでは、俺のそばにいてくれ…。
頼むから…鈴…。

「ごめん、きょーすけ」
「……」
「あたしは、もっといろんな世界を見てみたい」

鈴…。

「それに、二週間に一回は戻ってきていいらしいぞ」

あぁ、『あの』時と立場が完全に逆だな。
俺がお前で、お前が俺で。
俺はお前がそばにいなくなるのが恐くて不安で、そんな俺をお前は慰めて。

待て。
鈴達が強くなったのに、俺が弱くなっていいのか?

いいわけがない。
俺は鈴達を強くするためにここまで来たんだ。

そして今鈴達は立派に強くなった。
なら、それを祝福してやるのが俺の役目なんじゃないのか。
『リトルバスターズ』という殻に閉じ込めていていいわけがないんだ。

「あぁ、そうだな、そうだったな」

精一杯、祝福してやろう。
笑顔で見送ってやるんだ。

「ガンバって来いよ、鈴」
「ん、なんだころころ態度変えて、きしょいぞ」
「うるせぇ、こちとら気持ちの整理がついてないんだよ」
「きょーすけもまだまだ子供だな」

妹に見下された。
自分だって前までは俺達の後ろに隠れていたくせに。

「どうとでも言え、だが行くんだったらちゃんとしろよ」
「任せておけ」

そんな頼もしい事を言ってくれる。
今の鈴に、もう不安はない。



出発当日。

校門でリトルバスターズが集合する。

鈴の表情に、前のような不安はない。
それどころか、生き生きしている。
そんな鈴をみていると、自然と俺も安心できる。

「行ってくる」
「あぁ」
「今度帰ってくるのは二週間後ぐらいだ」
「あぁ」

俺は笑顔でいるように努めた。
でないとまた鈴は不安に打ちひしがれてしまうような気がしたから。

「きょーすけ、元気だせ」
「ん? 俺は元気だぜ」
「いや、顔は笑っているが心が笑ってない」

そうか、鈴。
お前はそんなことまでできるようになったのか。
ホント、感服するぜ、俺は。

「妹がどっか行くのに、笑ってられるかよ」
「なんでだ、その妹の晴れ舞台だぞ」
「晴れ舞台でもだ」
「わけわからん」

その辺はまだ駄目なのか。
おいおい鈴、今から行くのは精神的に駄目な人達ばっかのところだぜ?
そんなんで大丈夫かよ。

「まぁ笑い続けろ、そうすればたぶん、心も晴れやかになる。」

上手い事いうようになったんだな。

「そうだな、じゃあ笑うとしよう」
「あぁ」

俺達は笑った。
ほんの1分程度だけど、大笑いしてやった。
涙が出てきたけど、それは悲しいからじゃない。
嬉しいからだ。


「よし、鈴。これから最後のミッションをお前に与える」
「ん、なんだ」
「併設校を救ってこい」

それは、いつかの世界で課した課題。
その時は失敗したけど、今はもう大丈夫だよな?
もう俺達がいなくても、生きていけるよな?

「了解!」

律儀に敬礼までした。

よし、その声だけで俺は十分だ。
安心してお前を見送れる。

「よし、行って来い」
「行ってくる」

今はもう一抹の不安もない。
きっと鈴はうまくやってくれる。


鈴は車に乗り込んだ。

こちらを見て、頷いた。

多分、任せておけと言いたいんだろう。

そして車は発進した。





2週間後。

「ただいま」
「おう、おかえり、どうだった?」
「うん、皆明るくなった」
「よかったじゃないか」
「あと、クラスの皆と友達になった」
「すごいじゃないか、お前」

鈴は見事にやってくれた。
ちゃんと最後の課題を乗り越えてくれた。

『友達作り』というおまけ付きで。

俺はもう満足だ、鈴。
お前は十分がんばった。
この短期間で、よくもまぁ、こんなに強くなったな。

これからも強く生きろよ、鈴。









あとがき

これ途中で切り上げました。

なんか、もうグダリすぎてるなぁっと自分で思ったのでw

実は未完…。

ネタがないのに書くもんじゃないですね…。

今度からはこんなこと(未完で終わるようなもの)がないようにがんばります!













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