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まんま!!
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 夢は楽しい。
 でも、現実じゃない。
 夢にはオワリがある。
 現実にも、オワリがある。

 誰かが夢を見たなら、俺は喜ぼう。
 誰かが夢を見てないのなら、俺は嘆こう。
 俺が夢を見たら、誰かが喜ぶのか。
 俺が夢を見なかったら、誰かが嘆くのか。
 言われれば、無理な話。

 夢は言えば消える。
 素敵な夢は、自らの中にしまい込め。
 誰かがそう言った。
 知らない、知らない。
 理(ことわり)を犯せば、現実には叶わなくなる。

 夢はいつかはなくなる。
 子供は良い。夢がある。
 大人はダメ? 夢がない?
 違う。大人にも、夢がある。
 誰も知らないだけ。
 大人は、秘密が好きだから。

 世界は夢。
 幻想に過ぎない。
 もし、自分たち全員の目が見えないとしたならば、その世界はあってないようなモノ。
 世界は誰にも存在を知られず、そして誰も知らないことに気づかない。

 現実は今。
 夢は未来、現実は今。
 そう考えたのは誰?
 誰でもない、暗黙の了解。
 なら、夢は現実。
 そう決めたのも、誰でもないとするならば、それも暗黙の了解。
 でも、世界はそんなに甘くはない。

 夢は自分。
 自分が見たいと思えば見れば良い。
 見たくないと思えば見なければ良い。
 それは生きているものと死んでいるものがたった一つ、重ねあうこと。
 生きていても、死んでいても、夢は見ることが出来る。
 誰にも悟られず、人はそこに生まれ、生み、死に、殺す。

 現実は話。
 一つの物語。
 現実は一つの話だと、誰もが言う。
 直(じき)にページが切れる。
 誰もが予想しない、物語の途中での終了。
 欠落した物語。オワリのなかった物語。
 打ち切られる世界は、どこかにある。

 オワリは突然。
 誰もが知っている。
 誰もが知らない。
 そのオワリはいつか来る。
 果てしなく続いているように見える道は、オワリがある。
 広大に見える宇宙には、果てがある。
 形のない世界は、始まりがない。
 始まりがなければ、オワリがない。
 けど、ここに存在している限り、どこかで生まれた。
 始まりはなくても、生まれはある。

 オワリとハジマリ。
 誰かに創られた世界は、いつか終わる。
 ハジマリはいつも朝。
 誰もそんなことは決め付けられない。
 宇宙に朝はない。
 世界には朝があった。
 世界はすでに、夕刻間近なのかも知れない。
 誰かが死ねば血が出るように、夕方の赤は、地球がいつか赤く染まった血を噴き出す予告をしている。

 終焉の音。
 全ては無音で時は終止符を打つ。
 世界が終わる時、誰も何も言わない、全ての音が潰(つい)える。
 人は何も知らない。
 世界は自分を知らない。
 風は瞬く間に自分を見失い、海は青く透き通って消えていった。
 残るは、『無』のみ。
 それはどこまでも透明で、オワリがなかった。
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自分がたまに考えるポエム(?)みたいなモノ。
これを読めば自分(伊風)の心情なんかがわかったりするかも知れないですね。
まぁ基本自分の考える文はワケわからないのであまり気にせず。
要するにアレです、自分にしかわからない言葉、ですかね?


 雨が降る。
 穏やかに降る雨はどこまでも広がり、夢を見せる。
 その夢は大きく、そして儚かった。
 誰にも触れることができない。なのに、見ることはできた。
 まるで立体映像のように映し出される俺の夢は、近くにあるのに、手を触れることが叶わない。
 もどかしい気持ちになる。

 触れることができないその夢は、時間が経つといつしか虹になって消えてしまう。
 それと共に、俺の心の中で、何かが崩れ落ちた気がした。
 どうしてか、哀しかった。
 雨は嫌いだ。濡れると気持ちが悪いし、気分が憂鬱になる。 
 でも、今日ばかりは違った。
 雨が止むことが、無性に怖かった。
 ずっと雨が止まなければ良い。
 そう思った。
 でも、やっぱり雨は止む。

 太陽が姿を現すと、俺は空しさを感じた。
 今まで広げられていた雨の音、夢の世界。
 それらが全て、あの太陽によって打ち消されてしまった。
 幸せは全て、去っていってしまった。

 小鳥の声が聞こえる。
 小さく囀(さえず)る小鳥の声は、まるで俺を嘲り笑っているかのようだった。
 俺が近づくと、小鳥はすぐさま逃げて行き、遠くの電線に止まったかと思いきや、また俺を嘲笑する。

 水溜りが、俺の姿を鮮明に映しだしていた。
 俺が動くと、『ヤツ』も俺と同じ動きをした。
 この先に、俺の夢がある。こいつを追い抜けば、俺が行きたい場所へ行けるのだ。
 俺は素早く動き続ける。でも、俺の速さにヤツもついてくる。
 どうしてもヤツの背後が見えない。
 それは俺の背中を見ることができないのと同じで、むず痒く感じられた。

 排気音を出しながら車が走ってきた。
 咄嗟(とっさ)に俺は避けるが、ヤツは避けれらず、敢え無く車の下敷きになった。
 ヤツの血は四方八方に広がり、俺をも濡らして散った。
 残骸に目をやると、ヤツは死んでいた。

 行き場を見失った俺は、その場を彷徨う。
 ふと、空を見上げた。
 先ほど俺をに夢を見せていた雲は、いつの間にか遥か遠くへ離れていた。
 穏やかな風が吹き抜ける。
 小さな紙が、俺に引っかかった。
 広げた俺は全てを知った。
 そこに書いてあった言葉、それは――――『夢』。

 
一次創作のほうで展開上出せなかった表現を残しておこう!


 
 小さい頃、雨のしずくが『星』に見えた。
 光に反射する雨粒たちはまるで空に浮かぶ小さな星たちが私の願いを叶えるために降りてきたかのように、キラキラと輝いていた。
 そして時々見える虹は『天の川』。
 空を二つに分断しているはずの天の川は、どうしてか大きくぐにゃりと曲がり、織姫星と彦星を出会わせていた。
 そう感じた私は、ずっと雨が好きでいられた。
 雨が降れば、私の願いが叶う気がした。
 だから私は願った。

 『たくさん、友達ができますように』と。

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