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まんま!!
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自分がたまに考えるポエム(?)みたいなモノ。
これを読めば自分(伊風)の心情なんかがわかったりするかも知れないですね。
まぁ基本自分の考える文はワケわからないのであまり気にせず。
要するにアレです、自分にしかわからない言葉、ですかね?


 雨が降る。
 穏やかに降る雨はどこまでも広がり、夢を見せる。
 その夢は大きく、そして儚かった。
 誰にも触れることができない。なのに、見ることはできた。
 まるで立体映像のように映し出される俺の夢は、近くにあるのに、手を触れることが叶わない。
 もどかしい気持ちになる。

 触れることができないその夢は、時間が経つといつしか虹になって消えてしまう。
 それと共に、俺の心の中で、何かが崩れ落ちた気がした。
 どうしてか、哀しかった。
 雨は嫌いだ。濡れると気持ちが悪いし、気分が憂鬱になる。 
 でも、今日ばかりは違った。
 雨が止むことが、無性に怖かった。
 ずっと雨が止まなければ良い。
 そう思った。
 でも、やっぱり雨は止む。

 太陽が姿を現すと、俺は空しさを感じた。
 今まで広げられていた雨の音、夢の世界。
 それらが全て、あの太陽によって打ち消されてしまった。
 幸せは全て、去っていってしまった。

 小鳥の声が聞こえる。
 小さく囀(さえず)る小鳥の声は、まるで俺を嘲り笑っているかのようだった。
 俺が近づくと、小鳥はすぐさま逃げて行き、遠くの電線に止まったかと思いきや、また俺を嘲笑する。

 水溜りが、俺の姿を鮮明に映しだしていた。
 俺が動くと、『ヤツ』も俺と同じ動きをした。
 この先に、俺の夢がある。こいつを追い抜けば、俺が行きたい場所へ行けるのだ。
 俺は素早く動き続ける。でも、俺の速さにヤツもついてくる。
 どうしてもヤツの背後が見えない。
 それは俺の背中を見ることができないのと同じで、むず痒く感じられた。

 排気音を出しながら車が走ってきた。
 咄嗟(とっさ)に俺は避けるが、ヤツは避けれらず、敢え無く車の下敷きになった。
 ヤツの血は四方八方に広がり、俺をも濡らして散った。
 残骸に目をやると、ヤツは死んでいた。

 行き場を見失った俺は、その場を彷徨う。
 ふと、空を見上げた。
 先ほど俺をに夢を見せていた雲は、いつの間にか遥か遠くへ離れていた。
 穏やかな風が吹き抜ける。
 小さな紙が、俺に引っかかった。
 広げた俺は全てを知った。
 そこに書いてあった言葉、それは――――『夢』。

 
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